デンタルアドクロニクル 2021
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111臨床力アップ  に直結! 話題の研修・セミナー情報!講師が語る設立経緯 「BDRg」は福岡市ご開業の山道信之先生のライブオペ見学会に参加させていただいた際に、症例ケースの相談を個人的に受けさせていただいたことがきっかけで、山道先生のもとで歯科臨床を学びたいと思う歯科医師らが集まり、生体主導型歯科臨床コ−スとして2015年4月25日より12か月間のコースとしてスタートした。 この生体主導型歯科臨床コースで学んだ「各自の臨床レベルを基礎医学の裏打ちのもとに向上させること」を実践し、先人の技術や手技だけを学ぶのではなく、その心を学び、医療人としての人間性の向上と新しい技術開発をめざし、多くの患者に受け入れていただけるように絶えずリサ−チを行っていくことをめざしている。活動内容 会員の多くが日本歯周病学会の認定医をすでに取得したり、めざしており、また定期的な講演を通じてスペシャリストの歯周病科教授からもご指導いただき再生療法やインプラントなどのさまざまな分野を探求している。 例会は歯科医師のみならず歯科技工士、歯科衛生士、歯科助手などのコ・スタッフの研修にも力を入れており、内容により30名を超える多くの参加者を集め、オープンな講演会も開催している。今後の展望 歯科医療の知識を学び臨床に直結させ、技術の向上と豊かな人間性をBDRg:生体主導型歯科臨床研究会求めた集いであるが、個々の会員の臨床データに基づく新しい技法やシステムの開発にも力を注いでいる。すでにJOP・PRD・JOMI等に掲載の実績もあり、今後も国内はもとより海外へ発信できるように、国内に留まらず海外での研修にも力を入れ、ワールドワイドに技術の向上をはかり、歯科医療の発展に貢献したい。設立年月日:2015年4月25日、代表者氏名:山道信之(主宰)、馬場正英(監事)、神崎伸一(事務局長)、グループ人数:25名、例会開催頻度:年2回、その他毎月会員少人数で症例検討会および論文掲載の検討会、例会形式:各自一症例発表および検討、論文抄読、ライブオペ見学会・実習会、外部講師を招いての講演会マネージメント咬合予防補綴矯正ペリオエンドインプラントBasicAdvance大熊一徳 Kazunori Okuma福岡県開業・おおくま歯科医院スタディグループ連絡先:〒802-0981 福岡県北九州市小倉南区企救丘2-2-30 かんざき歯科医院生体が求める歯科臨床も積極的に取り組んでいる。 川本先生は、九州大学歯学部卒業後、山道歯科医院勤務を経て歯科川本医院を開業、日本歯周病学会認定医として歯周治療のスキル向上をめざすとともに、天然歯を守るために欠損部に矯正治療を併用したインプラント治療に取り組むなど、一口腔単位で考えた最適な日常診療を行っている。 山道先生は九州大学大学院歯学府修了後、山道歯科医院勤務、歯周組織再生やインプラントの基礎研究およびその知識に基づいた臨床技術を活かし、日本歯周病学会認定医として予防的観点から歯周組織再生療法や全顎矯正を行っている。原田武洋(福岡県開業・はらだ歯科医院:左)川本賀奈子(広島県開業・歯科川本医院:中央)山道研介(福岡県勤務・山道歯科医院:右) 原田先生は、九州大学大学院歯学府修了後、山道歯科医院勤務を経てはらだ歯科医院を開業、骨造成に関する研究とデータの統計分析を行い、論文の発表に若手のホープ

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