臨床力アップ に直結! 話題の研修・セミナー情報!講師が語る110CID Clubの成り立ちと特徴 私たちCID Clubは、2002年7月に設立されたCID( Center of Implant Dentistry)Japanを母体とする、勝山英明先生(現:ITI Section Japan セクションチェアマン)を中心としたスタディグループで、今年で創立20年を迎えました。 そのコンセプトは、サイエンスを背景としたインプラント口腔医科学を通して患者様に福音を享受し、さらには、社会に貢献することを目的に結成されています。現在、約300名(正会員・準会員含む)の会員、協賛企業27社で構成されています。 2000年以降、インプラント治療の確立と適応症の拡大が続いており、さらに継時的変化とインプラント周囲炎の問題もクローズアップされています。会員内へのオペ環境の整備と、インプラント治療前の歯周基本治療やメインテナンスの継続などの徹底を要請するとともに、会員からの要望を把握して運営に反映させていきたいと考えています。また、インプラント治療のみならず、全身疾患・高齢者への対応、デジタルソリューション、マイクロデンティストリーなど、幅広く学べる環境の構築を行っています。コロナ禍でも活動の充実に努める CID Clubでは、通常であれば年2回の外部講師を招聘し、会員発表を含めたセミナーを開催しているのですが、コロナ禍の状況で2020年3月よりCIDセミナーやCIDコースの開催が延期となりました。新型コロナの感染状況が落ち着いてきた2020年7月には、オンサイトで京都市開業の宮本泰和先生をお招きして特別セミナーを開催し、宮本先生の長期経過症例を通して多くの学びを得ました。その後は感染者の増加により、再び延期が続きましたが、このまま何もせずに待つのだけでは、会員の知識の発展にはならないとのことから、オンラインにて海外の講師(Dr. A. Devigus、Prof. J. Gallucci)を招聘した特別セミナーや、CID Club理事によるリレー形式のセミナー、会員発表をメインとしたセミナーを開催しました。 引き続きコロナ禍にあった2021年は、CID Clubがこれまで行ってきたCIDコース、マイクロエンドコース、マイクロコース基礎編、マイクロコース臨床編について、感染状況を注視しながら、ときにはオンラインを用いてコースを開催しました。コース内での実習に関しては、非常事態宣言下では行わずに、宣言解除後にソーシャルディスタンスを確保しながら再開し、受講生の技術向上に貢献できるように努力しました。また、遠方の受講生で上京できない方などについては、コーススケジュールを変更し、後日、補講という形で執り行うなど、できる限りそCID(Center of Implant Dentistry)Club理事長 勝山英明 Hideaki Katsuyamaプロフィール 1991年、九州大学歯学部大学院修了、歯学博士。一般社団法人ITIジャパン理事長。ITI Section Japan セクションチェアマン。ITI Fellow。CID Club理事長。東京医科歯科大学インプラント・口腔再生学分野臨床教授。日本口腔インプラント学会指導医・専門医。日本顎顔面インプラント学会指導医・研修施設長。CID Clubは、CIDマスター・アドバンスコース、CIDコース、CIDマイクロコース、CIDマイクロエンドコース、みなとみらい(MM)インプラントセンターコースなどを受講した歯科医師とそのスタッフ、協賛企業からなるスタディグループである。デジタル歯科補綴・咬合予防インプラント矯正(アライナー含む)マネージメントエンドぺリオBasicAdvanceインプラント等、歯科治療の最先端を次世代に継ぐ
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