デンタルアドクロニクル 2022
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117臨床力アップ  に直結! 話題の研修・セミナー情報!講師が語るBDRgの紹介 Biological-driven Dental Research group(BDRg)は、福岡県ご開業の山道信之先生のもとでインプラント治療、再生治療を学びたいと集まった歯科医師らが、2015年4月25日から1年間、生体主導型歯科臨床コースという形で先生にご教授いただき、これを受講した21名のメンバーからスタートした。その後、生体主導型歯科臨床研究会へと発展し、日夜研鑽を行い、診療活動やリサーチ活動を行っている。 会員は、北は宮城県から南は鹿児島県までおり、日本国内に広くネットワークを築いている。活動内容 当会は、人と人とのご縁を非常に大切にしながら、インプラント、再生治療、補綴、咬合のみならず、歯科にかかわるあらゆる分野において研鑽し、歯科技術はもちろん医療人としての人間性の向上も目指している。 基本的には会員中心の勉強会であるが、歯科衛生士、歯科技工士、歯科助手、受付など、コ・スタッフのBDRg:生体主導型歯科臨床研究会設立年月日:2015年4月25日、代表者氏名:山道信之(主宰)、馬場正英(監事)、神崎伸一(事務局長)、グループ人数:25名、例会開催頻度:年2回、その他毎月会員少人数で症例検討会および論文掲載の検討会、例会形式:各自一症例発表および検討、論文抄読、ライブオペ見学会・実習会、外部講師を招いての講演会神崎伸一 Shinichi Kanzaki福岡県開業・かんざき歯科医院スタディグループ連絡先:〒802-0981 福岡県北九州市小倉南区企救丘2-2-30 かんざき歯科医院生体が求める歯科臨床BasicAdvanceデジタル歯科補綴・咬合予防インプラント矯正(アライナー含む)マネージメントエンドぺリオ研修にも力を入れており、時には広く門戸を開いて、多くの参加者を集め、オープンでフランクな研修も開催している。 講師の招聘は、会員から幅広く意見をくみ上げ、最先端の研究をされている大学教授から接遇や診療報酬等の専門家など、歯科技術のみならず周辺分野に及び、さまざまな分野の知識や技術を包括的に取得することで、多くの患者の要望に応えられることを目指している。 近年では、ハンガリー研修などの海外研修やJOP・PRD・JOMIやthe Quintessence等の国内外での論文掲載、World Young Dental Innovators’ Meetingなどの研究会外部への演者選出、会員の日本歯周病学会等の認定医取得など、学会活動も積極的に行っている。今後の展望 最近は新型コロナウイルス感染症の影響により、一堂に会しての研修は行っていないが、ZOOM等を用いたオンライン研修や講演会を開催し、その学びを臨床に生かして、技術の向上と豊かな人間性の醸成を目指している。また、会員の臨床データに基づいた新しいシステムの構築にも力を注いでいる。 昨年、大学准教授を輩出するなど、ますますの発展が期待される当会では、今後も国内外での研修や論文の執筆、認定医取得等の学会活動も積極的に推進していく予定である。2019年5月のIstvan Urban先生のハンガリー研修の様子。

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