デンタルアドクロニクル 2022
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65スター・ジャパン 合同会社は角膜を削る手術です。表面にフラップを作る際に角膜の神経を90%以上切断するため、患者さんの7〜8割にドライアイの症状が見られます。一方、ICLは目の中に直接レンズを入れる手術ですので角膜は削りませんし、手術が理由でドライアイに悩まされる心配が少ない点もとても魅力です。 視力を矯正する手段には、眼鏡やコンタクトレンズ、レーシックなどさまざまな選択肢があります。ICLは眼科手術ですので、その判断は個人のライフスタイルや価値観によって変わると思いますが、歯科医療従事者の方々の眼の悩みを解決する手段の一つとして選択肢に加えていただくことができれば、これほど幸せなことはありません。歯科と眼科が協業することでより良い医療を提供したい パソコンやスマートフォンの普及にともない、今や日本人の3人に1人が近視だと言われています。レーシックに比べてまだ認知度が低いICLですが、手術を受ける患者さんの数は年々増加傾向にあります。 視力の衰えに悩んでいた方も、ICLのおかげで眼鏡やコンタクトレンズを装着する手間がなくなり、朝起きた瞬間からよく見えることに大変満足していると話しています。こうした患者様の実体験を耳にするたび、ICLは多くの人たちのQOL(生活の質)の向上に貢献できると実感しています。 人生100年時代といわれるなか、歯と目の健康はより良く生きるために欠かせません。ICLは、歯科の先生方を目の悩みから解放し、ひいては病院を訪れる患者さんにより良い医療を提供するお手伝いができると確信しています。歯科と眼科という医療の分野を超えて最先端のテクノロジーや知見を共有し、お互いに協業することで人々の日常生活をより快適にするお手伝いができればと願っております。◆会社概要スター・ジャパン合同会社設立:1998年9月6日資本金:3億8,500万円本社所在地:千葉県浦安市入船1丁目5番2号代表者:北本優子事業内容:眼内レンズの製造・販売・輸入https://staar.co.jp/Staar Surgical Co.設立:1982年10月本社所在地:カリフォルニア州レイクフォレスト代表者:Ms.CarenLMasonStaarSurgicalCo.は眼科手術市場で事業を展開。眼内レンズ及び眼内にレンズを埋植するために使用されるデリバリーシステム(インジェクター、カートリッジ)を設計・開発・生産・販売。主な製品は、白内障手術に使用される眼内レンズ及び屈折矯正手術で使用される埋め込み型コラマーレンズ。米国、スイス、日本をはじめ75ヵ国以上で展開。https://staar.com/

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