デンタルアドクロニクル 2022
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84巻頭特集3 2012年に設立されたJAIDは、多くの方々に支えられ、10年にわたって国内外で活動に取り組んできました。海外での活動 海外におけるセミナーや研修はJAIDの基幹活動の一つで、毎年さまざまなプログラムを開催してきました。その中でも特に2012~2013年にかけて開催されたUCLAセミナーは、UCLAから講師の先生を日本に招いて5ヵ月間の講義を行い、最後の締めくくりは渡米してUCLA本校で行うという壮大なものでした。起床してUCLAへ“通学”するのはまるで学生に戻ったようで、気の引き締まるような日々であったことが思い出されます。 翌2014年にはアドバンスコースとして、あらためてロサンゼルスを訪れ、UCLAやロマリンダ大学でJoseph Kan先生のレクチャーがプログラムされました。この頃からは大学での開催に加えて、当会顧問の清水藤太先生をはじめBaldwin Marchak先生、Bach Le先生など、講師の現地オフィスを訪問させていただき、診療見学やレクチャーを受けるプログラムが導入されました。オフィスでは、そこで働かれているスタッフの方々との交流や、実際に使用されているユニットや器材などを拝見でき大変参考になります。先生方との距離感もぐっと近くなり、質問などもよりダイレクトに、先生方の熱意もさらに伝わるこのようなプログラムはJAIDならではと感じます。 また、同年からJAIDの歯科衛生士部門も本格始動し、JAID認定 DH-LAコースが始まりました。2014~2015年にかけて開催されたこのコースは、それまでの歯科医師向け海外開催コースでのノウハウや講師の方々のつながりを活かして充実したプログラムとなりました。参加いただいた歯科衛生士の方々にも好評で、翌年以降のコースもすぐに定員となるほどです。JAID設立10年間の活動新井聖範JAID常務理事、大阪府開業:artistic dental clinicアドバンスコース:Bach Le先生。アドバンスコース:Peter K Moy先生。DH-LAコース。UCLA修了式。ハワイ大学セミナー:Samuel Lee先生。

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