94MID-G特集2022 スタディグループ界のオールラウンダー MID-GMID-G 次期代表理事 栗林研治×現代表理事 和田匡史 インタビューデジタルデンティストリーを日本に先駆けて仕組み化し、歯科医院の「在り方」をリードしていくMID-Gコース栗林次期代表理事とMID-Gとのかかわり和田:まずは栗林先生とMID-Gとのかかわりを教えてください。栗林:2008年頃、私がニューヨーク大学CDEプログラムに参加している時でした。私はその時、ちょうど開業準備をしており、そのことを知り合いに相談したところ、「開業するなら荒井先生に相談したほうがいいよ」と言われ、同プログラムに参加していたMID-Gの最高顧問である荒井昌海先生にご挨拶させていただいたのがMID-Gとのかかわりのきっかけです。 その当時、私は分院展開している先生にマイナスのイメージがありました。理由としては、分院展開するとクオリティの維持が難しいと考えていたからです。 しかし、荒井先生の話を聞いていると、私が開業してやりたいことをほとんど実現されていることに衝撃を受けました。合宿をして院内の意識統一、マニュアルで知識統一、階級制度でモチベーションの維持を図る。私はすぐさま荒井先生にプライベートレクチャーをお願いしました。 それからMID-Gの役員になり、2018年頃、荒井先生から連絡があり、「MID-Gの理事をしてみませんか?」とお誘いを受け、荒井先生への恩もあったため、引き受けさせていただきました。和田:ありがとうございます。では次に、ご自身の歯科医院について教えてください。栗林:私は荒井先生から教えていただいたMID-Gの「歯科医院のシステム構築」のおかげで、2009年に千葉県で開業することができました。その医院が軌道に乗り、2018年には祖父が開業していた大分県の栗林歯科医院も医療法人社団の傘下におき、千葉と大分の医院で知識と技術の共有が始まりました。 そして、2021年には、千葉県の医院で育成されたリーダー格の歯科医師、歯科衛生士、受付、歯科助手が働ける場所として、東京都・丸の内に開業することができました。 これら3つの医院でいちばん大事にしていることは「育成」です。育成は、自分自身、スタッフ、患者さんに分けて行っています。その点で、MID-Gの仕組みがおおいに役立っています。MID-G2017-2020について和田:栗林先生が理事を務めた4年間についてお聞かせください。栗林研治 Kenji Kuribayashi千葉県開業:栗林歯科医院MID-G次期代表理事
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