デンタルアドクロニクル 2023
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ぺリオ会長 木津康博 Yasuhiro Kizu最良のインプラント治療を提供するためのスタディクラブ 1995年、21世紀に向け、最良のインプラント治療を提供するための技術向上をめざした勉強会「デンタルコンセプト21(DC21)」が発足した。中村社綱先生(現・顧問:相談役)を中心に会員相互の症例検討会を開き、世界的に著名な先生方を招待しての講習会開催、海外の講習会参加などで治療技術を磨いてきた。 1998年になると、中村先生が講師を務めるさまざまなインプラントセミナーや技術研修を受講した臨床医をメンバーに加えて全国組織となった。年1回は大規模な例会を開催し、最良なインプラント治療のガイドライン構築をめざした。 2000年には理事会を発足させ、2003年に会員数が400名を超えたことで、エリア単位の症例検討会の開催を決定して現在に至っている。臨床医が多いからこそ可能な科学的・実践的な情報交換 筆者は20年以上続いているDC21を、2020年より前会長の三好敬三先生(現・顧問:相談役)から引き継いだ。以来、会長としてよりよい会としていくことが医療界の発展につながると考え、EBMならぬ“Science-Based Medicine”に向けて発展するように頑張ってきたが、今後も科学に基づく歯科インプラント学(Science-Based Medicine)を活発にディスカッションできるような会にしていきたい。 スタディクラブとしての最重要項目は、会員同士の情報交換による知識、技術の向上のみならず、科学に基づいた歯科インプラント学の情報を収集しまとめることで、歯科医102講師が語るプロフィール 1993年、東京歯科大学卒業。1997年、東京歯科大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)。2012年、医療法人社団木津歯科オーラル&マキシロフェイシャルケアクリニック横浜(OMFC)総院長。2019年~、東京歯科大学口腔インプラント学講座、オーラルメディシン・口腔外科学講座臨床准教授。2020年~、東京歯科大学口腔腫瘍外科学講座臨床准教授。Basicマネージメントエンド矯正(アライナー含む)Advance補綴・咬合インプラント予防デジタル歯科設立年月日:1995年、中村社綱(現・顧問:相談役)を中心に発足。会員数396名(2022年12月13日現在)、年1回の年次学術大会、その他エリア単位の症例検討会・学術会の開催。会長:木津康博、副会長:北所弘行(北日本)、下尾嘉昭(東日本)、稲留裕士(西日本)、顧問(相談役):中村社綱、三好敬三。臨床力アップ  に直結! 話題の研修・セミナー情報!DC(Dental Concept)21“Science-Based Medicine”に向かってさらなる発展を

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