デンタルアドクロニクル 2023
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Quint DENTAL AD Chronicle 202324橋爪英城 はしづめ・ひでき東京都開業。1989年、日本大学松戸歯学部卒業。1993年、日本大学大学院松戸歯学研究科修了。歯学博士。1996年~2001年、日本大学海外派遣研究員。2001年~2007年、日本大学松戸歯学部講師。2007年~2010年、同大学選任講師。2010年、ホワイトデンタルグループ葛飾院院長。2012年、TEAM東京橋爪エンドドンティクスデンタルオフィス開設。2023年4月に移転予定。(デンツプライシロナ株式会社、Equipment製品グループグループマネージャー)聞き手:野沢邦佳氏野沢:橋爪先生が2012年に新規開業された時に導入いただいたユニットがAxanoの前身モデルであるTeneoとうかがっております。まずは、Teneoとの出会いや導入のきっかけ、また実際の使用感についてうかがいたいと思います。そして、橋爪先生はエンドを中心とする診療にマイクロスコープを導入なさっていますが、マイクロスコープの治療とTeneoとの相性についてもお聞かせください。橋爪:まず、私のTeneoとの出会いですが、一目ぼれに近い衝動買いでした(笑)。学生時代は国産のユニットを使っておりまして、国産メーカーの製品はひと通り使用経験がありました。Teneoについてはおおむねどのような製品か存じてはいましたが、「ユニット界のメルセデス」と名高いユニットを目の当たりにして衝撃的なインパクトを受けました。当初は、予算内に収まるユニットを購入する予定でしたが、当時私が使用していたシステムが採用されていて「絶対にこれだ」と感じました。 実際にTeneoを使用していくなかでじわじわとその有用性を実感しました。私は、マイクロスコープを用いた診療を中心に行っているので患者さんのポジショニングの最適化は必須であり、治療を行う部位によって異なるポジショニングが要求されます。Teneoはフレキシブルな動きが可能なため、患者さんの首や背中の位置を診療しやすいポジションに細かく調整できます。それまでヘッドレストひとつにしても電動で動くユニットを使用していなかったこともあり、この機能は私の中で非常に重宝していました。 また、マイクロスコープは被写界深度が浅いため、患者さんのちょっとした動きで簡単にフォーカスがぶれてしまいます。この点についても、Teneoは同一の機能を複数の箇所から操作できる仕様であり、どのような姿勢からでも調節できるので、利便性人間工学の設計に基づいた最適なポジショニングを実現快適な歯科臨床を追求した橋爪英城「トリートメントセンター Axano(アクサーノ)」

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