Dentsply Sirona × 橋爪英城 巻頭特集2の高さを感じます。野沢:Teneoは、患者さんにとって非常に優しい設計となっています。そのため、患者さんにリラックスして座っていただけるので体を動かすことが減り、疲労感の軽減にもつながっているかと思います。橋爪:実は私は腰痛もちで、長時間ベッドなどの平らな場所であおむけになると足に神経痛が起きることがあります。その点では、Teneoは包み込むような形状のため、腰に対する負担は最小限に抑えられているように感じます。これは診療を受ける患者さんにとっても間違いなく負荷は小さいと実感しています。野沢:今回のAxanoで大きく進化したのがデザインです。橋爪先生がAxanoをはじめて見たときの印象はいかがでしたか。橋爪:第一印象はスマートなデザインです。たしかにAxanoはTeneoとは異なるシャープな印象をうけました。特に「ユニット界のメルセデス」と感じたのは「Ambient Light(アンビエントライト)」ですね。私は現在の診療所から2023年の4月に移転する予定であり、現在インテリアデザイナーに新しい診療室の設計を依頼しています。「診療室をAxanoのデザインに調和するようなデザインでコーディネートしてください」とお願いするほどです。色のバリエーションも豊富でとても迷いましたが、私はネイビーを選択しました。 機能性については、排唾管がもう1本増設可能になったことやテーブルの高さを調節できる機能も使いやすさを感じました。Teneoを使用していた時はテーブルがやや高いように感じましたが、Axanoには高さ調節機能が追加されたことで目線を動かす距離が短くなり、診療の効率が向上しました。あわせて、タブレットが固定できるようになっていることやライトの可動もより滑らかになり、ユーザビリティの高いユニットだと思います。野沢:Teneoはどちらかというと構築的な印象を受けるかと思いますが、Axanoはスマートさを追求したモデルですので、洗練された印象に変わったのではないかと感じています。根管治療はさまざまな機器を多用しますので、Axanoの性能を活かしやすいと思います。 橋爪先生がお話しされましたテーブルの高さ調節については、Axanoから搭載し、細部にわたりAxanoが既存の製品よりも進化している部分かと思います。橋爪:私はエンドを中心とした診療を行っていますので、大きな機器を扱うことは稀ですが、細かな機器は多用します。通常、根管の中を洗浄する際にサクションを装着しますが、ラバーダムをしたうえで患者さんに排唾管を入25新モデル「Axano」の特長進化したデザインと改良点フレキシブルな動きがもたらす最適なポジショニング
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