デンタルアドクロニクル 2023
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図1 第9回日本国際歯科大会特設サイトは、右のQRコードよりアクセス。図2 Facebook LIVE「Quinthouse ♯92月星先生」の視聴は右のQRコードより。4 コロナ禍も丸3年を迎えようとしています。戦争や利権争いによる世界の分断が進み、物価高騰が続くなど、日本経済の先行きを巡る不透明感は高まっています。明るい話題に乏しい今、歯科界に目を向けてみると、2022年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2022(骨太の方針2022)」に「生涯を通じた歯科健診の充実(国民皆歯科健診)の具体的な検討」と明記され、歯科に対する期待が寄せられています。また、リアル開催での講演会やデンタルショーも少しずつではありますが回復の兆しが見えつつあります。このような状況において、歯科界がいっそう活性化するためには、保険制度の充実だけでなく歯科医療関係者がその未来に向けて一堂に集い・学び・語らい、親交を深める場も必要ではないでしょうか。 弊社は、歯科界の起爆剤の1つになってほしいとの思いを込めて、5年ぶりの第9回日本国際歯科大会2023(World Young Dental Innovators’ Meeting 2023、第9回ワールドデンタルショー2023併催)を、本年9月29日(金)~10月1日(日)の3日間、パシフィコ横浜で開催いたします。毎回のように参加いただいている先生方や展示に参画いただく企業の皆さま、そして運営に携わる弊社社員にとっても、待ちに待った大会といえるでしょう。 今大会は、二度にわたって延期されたWorld Young Dental Innovators’ Meetingが併催されているため、演者は世界的に活躍中の海外演者37名と日本国内の一流演者に加え、今後の歯科の未来を担う若手演者の総勢600名超を招聘することとなりました。これぞリアル開催の醍醐味である人的交流ができる大会を、安心安全に配慮しながら運営していきたいと考えております。 また、2020年にオープンしたパシフィコ横浜「ノース」が新たな会場として加わることで、とくに毎回のように満席をいただいていた歯科衛生士セッションは1,000席増席し、快適に聴講いただけるようになるはずです。さらに、ワールドデンタルショー会場も約1.3倍の広さとなり、ともに過去最大規模の催しとなります。最先端の技術、予防の最前線、エビデンス、ナラティブ、経営、院内マネジメント等々、参加者の方々に満足いただけるプログラムを編集部一丸となって考え抜きました。ご自身に必要なセッションが必ず複数見つかると思います。詳細は、弊社Webサイトや雑誌、新聞クイントなどでご確認いただければ幸いです。 大会テーマは“No Dentistry, No Wellnes! 継承と革新から創造する歯科の未来” に決定しました。直訳すれば、「歯科医療なくして健康(的な生活)はなし」となりますが、今大会に参加して歯科医療のあり方をあらためて考えていただき、患者さんの健康や幸せのために皆でがんばろう、という意味を込めています。 明日からの臨床に役立つ大会となると確信しておりますので、ぜひ、ご参加をお待ちしております。詳細は以下よりご確認ください。 コロナ禍により、Webセミナー等が盛んに開催されるなか、情報の質の低下が叫ばれています。われわれは出版社として、編集委員の先生方、そして編集者の目を通して、引き続き、エビデンスに基づき、真に臨床に役立つ情報を発信し続けたいと考えております。選りすぐりの情報を編集することで、いかにわかりやすく伝えるかが、読者の皆さまが求めているところだと思います。編集力こそ出版社の源と考え、数多くの雑誌、書籍、新聞クイント等、発刊していきます。引き続き、弊社出版物のご購読をよろしくお願い申し上げます。クインテッセンス出版株式会社 代表取締役社長北峯康充5年ぶりの第9回日本国際歯科大会2023、ワールドデンタルショーを今秋パシフィコ横浜で開催“No Dentistry,No Wellness !継承と革新から創造する歯科の未来”をテーマに

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