デンタルアドクロニクル 2023
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た。大会初日のPan Pacific Sessionでは、同じくJIADS講師の奈良嘉峰先生(神奈川県開業)、2日目のInnovations in Periodonticsのセッションでは小野晴彦先生(大分県開業)、3日目のGeneral Sessionでは佐々木猛先生が演者として登壇され、すばらしい講演をされた。コース修了後のアフターフォロー コース修了後のアフターフォローとしてJIADS Clubがあり、1,000名を超える修了生が入会してさらなる研鑽を続けている。JIADS Clubでは、JIADS総会・学術大会や海外研修、特別コースの案内、定期購読物(The Journal of JIADS CLUB等)の配布、メールマガジンの配信、歯科器具、材料の特別価格での販売など、修了後も先生方が安心して勉強、臨床ができる体制が整っている。 また、JIADSホームページでは「JIADS CLUB会員専用サイト」が開設されており、①材料、器材の注文、②動画、講演視聴コンテンツのダウンロード、③The Journal of JIADS CLUBのPDFファイルのダウンロードが行えるようになっている。 さらにコース修了後は、JSCO(JIADS study club Osaka)やJSCT(JIADS study club Tokyo)をはじめとした各支部の勉強会に参加することができる。勉強会で先輩歯科医師のケースプレゼンテーションを見たり、自身の症例相談をしたりすることで、コースで得た知識を日常臨床に落とし込むことができる。「知っている」から「実践している」へとステップアップするために必要な実践的で親身な指導とディスカッションにふれる機会が得られる。JIADSの目指すもの-コンセプトに基づいた予知性の高い治療- JIADSでは、コンセプトに基づいた予知性の高い治療を実践することで永続性のある治療結果を目指している。近年、さまざまなマテリアル、術式が開発、紹介されているが、診査、診断、治療計画などの治療の根幹をなす部分にはほとんど変化がない。すべての基本となる診断力、技術力をコースや勉強会を通じて先生方と共有していくことで、患者の口腔内の健康を生涯にわたって維持していきたいと考えている。95講師が語るPRD国際シンポジウムで発表する佐々木猛先生。長期症例も含む圧巻のプレゼンテーションだった。第108回米国歯周病学会年次大会の会場の様子。General Session会場は多くの来場者で熱気にあふれた。PRD国際シンポジウムに登壇された瀧野裕行先生(左から1番目)。世界のトップランナーの先生方と競演された。第108回米国歯周病学会年次大会に参加したJIADS講師陣の集合写真。海外学会ならではの交流がみられた。臨床力アップ  に直結! 話題の研修・セミナー情報!

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