デンタルアドクロニクル 2024
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ペリオマネージメントエンド矯正(アライナー含む)補綴・咬合インプラント予防デジタル歯科現会長:中嶋 亮(写真左)、前会長:北村 敦(写真右)当会最高顧問である深澤真一先生が寿谷一先生の指導のもとでコルチコトミー併用矯正について学んだ内容を発展させた学問であるスピード矯正について研究する団体である。スピード矯正は矯正治療期間のコントロールを目的としている。その研究範囲は睡眠医学からデジタル歯学まで多岐にわたる。スピード矯正研究会の特徴 スピード矯正研究会は、高度な歯科治療技術を学ぶ歯科医師を対象とした教育団体である。われわれは次の世代へ技術を広めていくことを目指し、矯正歯科分野において高い水準の知識と技術をもち、患者さんに美しく機能的な歯並びと噛み合わせのための矯正治療の研究をしている。 本研究会では、解剖学や組織学などの基礎医学の知識に加え、歯周病学、インプラント学、矯正学、口腔外科学などの臨床医学の知識と技術の習得を目指している。これらの専門知識は非常に高度であり、広範な分野にわたるため、技術の習得と発展には学ぶ機会が必要である。本研究会に入会すると、矯正歯科治療だけでなく、歯周病、インプラント、口腔外科などの専門的な知識も学ぶことができる。活動内容 スピード矯正研究会の活動内容は、主に高度な矯正歯科治療技術の研究と普及に重点を置いている。これには、特別講演会の開催​​、システマティックレビューやコルチコトミーによる矯正歯科治療の勉強会​​、国内外での講演活動​​​​や論文発表などが含まれる。また、コルチコトミーコースなどの専門的なトレーニングプログラムも提供しており​​、米国矯正歯科学会のような国際的な学術会議での研究発表も行っている​​。さらに、韓国や日本の矯正歯科学会との共同ミーティングの開催​​​​や、最新の矯正歯科治療に関する情報交換のための勉強会も実施している​​。 これらの活動を通じて、スピード矯正研究会は、矯正歯科の分野における最新の治療法と技術の普及に寄与している。今後の活動予定 定例会として毎月の論文抄読会と年末のモディファイドコルチコトミーセミナーに併催される総会での特別講演を行う。特別講演は国内や海外から演者を招いて不定期に開催されることもあり、積極的に対外活動を行っている。 対外活動としては海外へのセミナー参加ツアーも多数開催しており、2024年はコロナ禍明けの第1弾として6月にオランダのアムステルダムで開催予定のESLO(ヨーロッパ舌側矯正歯科学会)への参加とアクティブメンバー申請、第2弾として韓国での美容外科研修を予定している。また、国内では精神科医による特別講演とAIスタートアップ企業との意見交換会を企画している。講師が語るプロフィール 2004年、日本大学松戸歯学部卒業。2008年、日本大学大学院(歯科矯正学専攻)修了。2008~2013年、日本大学松戸歯学部歯科矯正学講座助手(専任扱)。2014~2018 年、日本大学松戸歯学部顎顔面外科学講座兼任講師。2021年より医療社団法人真美会銀座矯正歯科院長。現在、日本大学松戸歯学部歯科矯正学講座兼任講師も務める。BasicAdvance106会長 中嶋 亮 Ryo Nakajima臨床力アップ  に直結! 話題の研修・セミナー情報!臨床力アップ  に直結!臨床力アップ  に直結!臨床力アップ  に直結!スピード矯正研究会最新の歯科治療・矯正歯科・スピード矯正について研究・発展の貢献を目指す

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