デンタルアドクロニクル 2024
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42DOS(デジタル矯正歯科シンポジウム)"New generation of Aligner Orthodontics"トリノ大学での特別講演"Possibility of Aligner Orthodontics -Shape Memory Aligner"Torino, ITALY - 15 MayTaipei, TAIWAN - 9 July韓国・Graphy社におけるマスターコースSeoul, SOUTH KOREA - 2 JulySIDEX(ソウル国際歯科博覧会・学術会議)"We move to the NEXT LEVEL in the aligner orthodontics"Seoul, SOUTH KOREA - 26 May私はインビザラインのファカルティを務めていましたが、2022年11月に辞退しファカルティから卒業させていただきました。師匠であるドイツのWerner Schupp先生が5年前にインビザラインのファカルティを辞めてインハウスアライナーにシフトしたこと、韓国のGraphy 社が提供する形状記憶機能をもつ3Dプリンティング用レジンを使い始めたことが大きな理由です。また、これまで世界中で多数のインビザラインの講演を行いましたので、若い先生がたにこうした機会をもってもらいたいと考え、「バトンタッチ」としてファカルティを卒業させていただくことになりました。私は2006年にインビザラインでアライナー矯正治療を始め、2023年まで約4,000症例の治療成果を出してきました。インビザラインのシステムはすばらしく、そのおかげで私もここまで経験を積むことができました。インビザラインを使っていたのは、アライナー矯正治療のリーディングカンパニーとして実績、症例数、登録歯科医師の数が多かったからです。しかし、新型コロナウイルス感染症の世界的流行を境にして、世界は大きくシフトしました。インハウス、それもデジタルインハウスアライナーがこの時期に大きく発展したのです。ただ、毎回3Dプリンタで模型を製作し、シートを圧接するというステップが必要になるため、大量に模型が破棄されることが気がかりでした。ところが、前述した形状記憶機能をもつ3Dプリンティング用レジンを使うと、このステップがなくなり、直接アライナーをプリントできるようになるため、院内で使うアライナーのほとんどをこのレジンを用いたシェイプメモリーアライナーに変えました。2つめの岐路 新たなアライナー製作法:ダイレクトプリント用形状記憶レジンDr. Kenji Ojima's Aligner travel story in 2023Dr. Kenji Ojima's Aligner travel story in 2023Dr. Kenji Ojima's Aligner travel story in 2023Dr. Kenji Ojima's Aligner travel story in 2023Dr. Kenji Ojima's Aligner travel story in 2023Dr. Kenji Ojima's Aligner travel story in 2023Dr. Kenji Ojima's Aligner travel story in 2023Dr. Kenji Ojima's Aligner travel story in 2023Dr. Kenji Ojima's Aligner travel story in 2023

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